境界と卵の話?

謎かけのようなタイトルですが今回は不動産の境界についてわかりやすくお話させていただこうと思います。みなさんはスーパーで卵が98円で売っていたらどうしますか?恐らく安いと判断して購入されるのではないでしょうか。ここで重要なことはこの卵を買おうと判断されるには金額以外の条件も自然と考慮されているということです。つまり個数と卵のサイズ(S・M・L)がわかっていて初めて購入されるのです。極端に言えばいくら98円でもSサイズ5個入だったら魅力にかけると思います。実は一見関係の無いように思われる不動産についても同じことが言えるのです。つまり不動産においては、隣地との境界が前述の卵の個数とサイズにあたるということです。隣地との境界がわからないとその敷地の大きさが確定していないということになります。いくら良い物件でも境界がはっきりしていないと誰も欲しいとは思いませんよね。不動産にとって境界とはそれほど重要なことなのです。古くから所有されている不動産では隣地との境界が不明瞭な場合が多く、また本人と隣地の所有者で認識が違うことなどもあり、後々トラブルになるケースも見受けられます。特に不動産の売却をお考えの際は境界について事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。